[Power Apps] SharePointリストにデータ連携する登録画面の作成(10分でできる)

はじめに

Power Appsに1件分の情報を入力して、「送信」ボタンをおすことでSharePointリストに登録されるようにする。

ステップ1.SharePointリストの作成

データを登録するためのSharePointリストを作成する。

  1. SharePointサイト > ホーム > 「+新規」 >  リストを選択
  2. 今回は空白のリストから「ABC高等学校_期末データリスト」という名前で作成
  3. 列に「名前」「数学」「英語」「物理」の4列を追加 (タイトル列は邪魔なので非表示に)

ステップ2.Power AppsからSharePointリストを参照

  1. Power Appsホーム画面 > 「+作成」 > 「空のキャンパス アプリ 作成」
  2. 画面上部のメニューから「データの追加」 >  検索窓で「SharePoint」を入力
  3. 検索結果に表示された「Share Point」のアイコンをクリック
  4. 画面の右側メニューの最近利用したサイトから対象のサイトを選択(今回はテンプレートサイト)
  5. 一覧の選択から対象のリスト(今回はABC高校_期末データリスト)を選択
  6. 「接続」ボタンをクリック

ステップ3.登録画面の作成

Power AppsではShare Pointリストから自動でレイアウトを作成することができる。(すごい!)

  1. 「+挿入」 > 入力 > 編集フォームをクリック
  2. データソースから「アプリ内 ⇒ ABC高校_期末データリスト」をクリック
  3. キャンパスにShare Pointリストと同じ項目が自動で作成されたことを確認
  4. ただし、「タイトル」と「添付ファイル」が邪魔なので削除をする。
    ツリービューから「Screen1 > Form1 > タイトル_DataCard1」を右クリックして削除
    ツリービューから「Screen1 > Form1 > 添付ファイル_DataCard1」を右クリックして削除
  5. 「+挿入」 > 入力 > 「ボタン」をクリック
  6. プロパティ > 詳細設定 > 「Text」に「”送信”」を設定

ステップ4.送信の設定

この状態でアプリのプレビューを行うと(画面右上の「(▷マーク)」のクリック or F5)表示するアイテムがありませんと表示される。Power Appsにおけるフォームには「登録」「編集」「表示」の3つがありデフォルトでは「編集」である。そして、編集元のデータがないためにそのようなメッセージが表示される。

これを回避するにはフォームの種類を「登録」に切り替える。
また、同時にフォームの情報をSharePointリストに連携する(Submit)処理を記述する。

  1. Form1 > 詳細設定 > 「DefaultMode」 > 「FormMode.New」を入力
  2. Button1(送信ボタン) > 詳細設定>  「OnSelect」>  「SubmitForm(Form1);」を入力
  3. Ctrl + Sでアプリを保存

ステップ5.登録テスト

  1. 4点を入力して送信ボタンをクリック
  2. 「表示するアイテムがありません」というメッセージがまた表示されるが、回避方法はあるので現時点では問題ない。
  3. Share Pointリストに入力した情報が表示されていればOK